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リリカルなのはの百合二次創作ブログ。GLなので苦手な方はUターン。※たまに原作沿いなものもありますが、基本原作無視です。パラレルが多め。どちらかというとフェイなのです。

短編※男体化注意です

ひと月更新してませんでしたね、書いたり書かなかったり気分次第ですorz
今日はせっかくバレンタインだし、ということで書いてみたけど何でこんなのが出来上がったのか不思議です。

舞台は男子校。男装して忍び込もうぜーってわけじゃなくて。魔導師3人、男体化してます、ごめんなさい。

苦手な方、男体化とかありえねぇ、ふざけんなって方は続きを押さずバックプリーズ

そういえば漫画とかでよくモテる人が下駄箱を開けるとプレゼントがどさー、っていうのを見て最初の人はともかく最後に入れた人はどうやって入れたんだろうとどうでも良いことを姉と話したことが。
全員まとめて入れたのか、それとも最後の人は一度どさーってやってからまた詰めたのかとか。いっそ綺麗に整理整頓して入れたらどうなんだ、とか話して結果。下駄箱にいれるなよ、てことで落ち着きました。

それでは続きより問題作的な男体化SSです。注意。

一人称は悩みましたがなのはは「僕」、フェイトは小学生のとき「僕」で中高辺りから「俺」(って誰かが言ってたな)、はやては「俺」一択



もっかい聞きますがホントにおk?
それでは下へどうぞ↓













2月14日、ただの2月の中旬だというのにどこぞのお菓子会社に乗せられたとかで世間は甘い匂いに溢れ、今年もやって来た女子が男子に、あるいは女子同士でチョコレートを交換し合うバレンタインデー。
意中の子がいるならその子から貰えるかもしれない、その子じゃなくとも誰かから貰えるかもとどきどきと胸を高鳴らせたりするものだろうが、それも共学ならばの話。
僕、高町なのはが通う聖祥大学付属の高校は中学校から男子と女子で別れており、そして男である僕は当然男子校に通っている。例え女顔だとか女みたいな名前だと言われようともれっきとした男なのだ。
それはさて置き、バレンタインは女子が楽しむイベントだ。来月にはホワイトデーなんてあるけどそれも彼女持ちの男子か、やっぱり女子のイベントだろう。
だからどこを見ても男だらけの空間、チョコなんて甘ったるい食べ物とはほぼ無縁である。とある数人を除いて。
貰う人は貰うものだ、隣には同じ大学の付属女子校があるし、放課後はいつも以上に女子が校門付近にいたりする。その中で一番貰う人といえば金髪赤眼の親友だろう。去年彼が貰った量を思い出しながら僕は2階の一番奥の教室、理科室のドアを開けた。
いつも何とも言い難い匂いのするそこは、今は甘いチョコの匂いが充満しないように少し窓が開けられ少し肌寒い。ついでにいえば班での実験用のための広い机にひとつ色とりどりの箱たち、ハート型やらメッセージ付きの見るからにチョコレートと分かるそれが乱雑に積み上げられていた。

「なのは。ごめん、少し寒いでしょ」

ドアの音に顔を上げたフェイト・テスタロッサくんは僕が寒さに身を震わせたことに気付き、手を止めて苦笑する。この匂いは両親の喫茶店を手伝ってるから平気だけど、フェイトくんには辛いだろう。フェイトくんの対面に立って、僕も作業を手伝い始めた。

「大丈夫だよ。それにしても相変わらず凄いね、フェイトくん」
「去年持つのに苦戦してたの見て考えたのかな、今年はみんなバラバラに持ってくるんじゃなくて最初から紙袋で貰ったよ」
「しかも山盛り3袋分も、やろー? まったく、俺もこれでも貰った方やけどフェイトくんには敵わへんなぁ」
「はやてくん。どれくらい貰ったの?」

突然割り込んだ声に振り返れば別クラスの親友、八神はやてくんだった。相変わらず上はブレザーじゃなくてジャージらしい、怒られないのかな。
はやてくんは丸椅子に座ると近くの小さな箱を手に取り、リボンを解く。

「よっと。あ、これ貰うで。俺はフェイトくんの4分の1ってところ、放課後も貰うやろからもうちょい増えるかな」
「放課後も貰うんだ」
「貰うもんは貰っとく、今月のおやつ代節約にもなるしなぁ」
「うーん、この中で僕だけ貰ってないんだなぁ」

自分で作れるしどうしても欲しいというわけじゃないけど、比較などする必要もないほどに差は歴然。二人がモテすぎるだけか、それとも僕がモテないだけか。……あ、自分で言っててちょっと切ない。

「なのはくんも貰いたん? なんや意外やな」
「そう? 僕だって男だし貰えるなら、とは思うよ。でも僕の場合それが市販か手作りか、手作りだと失敗したところばかり探しちゃうかな」
「さすが翠屋の看板息子、将来有望やな」
「なにそれ。あ、放課後の分はどうするの、フェイトくん」
「……俺は放課後の分はもういらないな。また今年も午後は早退する、先生にも朝のうちに許可貰ってるしね」
「やっぱりなぁ、せやから朝にこんな貰うんよ、放課後は掴まらへんて。でもま、その分昼に作業できるからええやん。フェイトくんはこれ、施設に持ってくために分けてるんやろ?」

言いながらはやてくんも手伝って、真ん中に集められた山からひとつひとつ手にとっては左右に分けていく。四角あるいは長方形とそれ以外に分けて、手のひらほどの小さいものをさらに分けていく。
手伝いが増えたことでフェイトくんは椅子に座ると長方形の少し大きい箱の包装紙を剥がし、中身を仕切りごと外してから改めて詰め直し始めた。
それを見ながらついうずうずとしてしまうが、フェイトくんがした方がいいだろうと我慢。

「せっかく美味しそうなのがたくさんあるんだし、持っていったら皆喜んでくれるからね。本当は全部やれたらって思うけど、そうすると俺が先生に怒られるんだよ、楽しみにしてるアルフとアリシアも拗ねるし。あ、ヴィータに上げる分もあるから持っていってくれるかな、はやて」
「ぅん? またヴィータはフェイトくんにせがんでたんか、アイスは減らさなあかんな。それにしてもフェイトくんももったいないことするよなぁ。男子校やなくて共学やったらチョコレート貰い放題、告白され放題、よりどりみどりやったのに」

言いながらはやてくんはまた適当なものを見繕うと勝手に開けて頬張った、ついでに僕もひとつ貰う。意外にビターな味にちょっとだけ顔を顰めて、貰い主であるフェイトくんにも取りやすいように向けた。

「興味ない。俺は甘いの好きじゃないから、貰った分は頑張って食べるけど気持ち悪くなるよ。何でこんな甘いの食べれるの? ……って、二人とも甘いの好きな方だったっけ」
「まぁ僕は喫茶店の息子だし、結構好き。それに男子でも甘いの好きな人はいるよ」
「ヴィータとか、家に甘いもん好きな子ぉ居るしな、フェイトくんが苦手すぎるんやろ」
「そうかな。はぁ、こんなに貰ってもなぁ、気持ちだけでも受け取れって言われるけどまとめられたら誰がくれたのか全然分からないじゃないか」
「分かってたら誰かと付き合うたりするん?」
「いや、誰とも付き合うつもりないよ。なんで?」

5、6個しか入ってなかった中にいくつか足して崩れないように綺麗に並べ、フェイトくんははやてくんにきょとんとした顔を向けながら箱を閉じる。5箱作って幾分減った気はするけどそれでも多い山を横目に、空っぽになった箱を潰してゴミ袋に入れていく。

「なんや、そう言ってるように聞こえただけや。ところでこれ、残りはどうするん?」
「どうしようかな」

市販のチョコから詰めていたから残っているのは手作り感たっぷりのチョコばかり、フェイトくんは今度は箱に入るだけ詰め込んではやてくんに2箱渡した。リボンが巻かれたけどそれで蓋を押さえつけてるのは明白だ、形が崩れたのも多いだろう。

「とりあえずはやて、これはヴィータに。あとは持って帰るよ、アルフがたくさん食べると思うから。綺麗に入れたら一袋分減らないかな?」
「ついでにリボンも嵩張るし、外していいと思うよ。メッセージカードは?」
「持ち帰って片付ける、そっちの袋に入れておいて」
「空っぽの箱は片付けたで、ゴミ袋はどうする? 準備室でええ?」
「うん、持って行ったら準備室の鍵掛けて、理科室の方も締めちゃうから。それではやては午後の授業に出るんでしょ? なのははどうする?」
「そうだなぁ、僕もフェイトくんのお手伝いに行っていいかな?」
「喫茶店の方はええの?」
「うん、バレンタインフェアやってるけどさすがに年頃の男にはきついだろうって父さんが今日は休みくれたんだ。いても多分いつも以上に多い女性客に肩身狭く感じるし、買出しはちょっと、ね……」

チョコレートがなくなったからと買出しを頼まれて行けば何だか同情するような目で見られるんだよね、あれはあまり気分がよくない。……まぁバレンタインの日だけだけどさ。

「あはは、ほんなら二人は早退か。自転車使うんやろ? 気ィ付けてな」

じゃーなー、と手を振るはやてくんと別れて僕はフェイトくんの跨る貸し出し用の自転車の後ろに座り、二人乗りがばれないうちにさっさと裏門を潜り抜けた。





==




「フェイトくんってチョコレート、嫌いだったっけ?」

皆にチョコを配り終えた施設からの帰り道、フェイトくんが押す自転車のカラカラという音を聞きながら僕は鞄を持ち直しながらふと訊ねた。
確かにフェイトくんは小さい頃から甘いものが得意じゃない。だから箱詰めし直しているときにはやてくんが開けたものは僕が食べてからフェイトくんに渡すか決めていた。けれどフェイトくんは結局ひとつも手を伸ばさなかったんだよね。
以前に僕はフェイトくんにケーキやクッキー、チョコレートだって試食を頼んだことがある。甘いのが苦手と知ってたから甘さを控えて、当時の僕の舌では苦いと思うチョコ。フェイトくんは珍しくふたつ目に手を伸ばして美味しいって微笑んでくれたのに。勧めたチョコはあの時のと苦さは同じくらいだと思ったんだけど。

「甘いのは全般苦手だよ?」
「それは分かってるけど、フェイトくんも食べれるって思ったんだけどな」

もごもごと主語を抜かして口にするとああ、とフェイトくんは小さく声を漏らして籠の中、自転車の振動で落ちそうになっていたチョコを押し込んだ。

「なのはが勧めてくれたものだから多分食べれたと思うけれど、僕が一番好きなチョコレートは前になのはが作ってくれたチョコレートだから、それ以外はあんまり食べる気がしないんだ」

だからまた作ってね。
そう言ってフェイトくんはにこりと笑うと、思わず足を止めてしまった僕を置いてゆっくり歩いて行く。
まさかそんな返しが来るなんて思わなかった、そんな台詞は本当に好きな子に言ってやりなよなんて考えながらも言われた言葉が嬉しい。緩む頬をどうにか抑えてフェイトくんに駆け寄った。

「しょうがないなー、じゃあまた今度作るよ」

その今度はきっと来年の今日。
どうぞってハート型のそれを渡したらフェイトくんはどんな反応を見せてくれるのか今から楽しみだ。





fin

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プロフィール

ツバキ

Author:ツバキ
初めまして、ツバキといいます。
リリカルなのはの なのは×フェイト×なのはでSSを書く予定。
ネタばれ有り、原作無視有り
パラレルなんだと思ってください。

基本的に思ったままに書いていきます、あまり推敲なし。矛盾もあるかもしれません。

リンクフリーです。ご自由にどうぞ。
不定期な気まぐれ更新ですがよろしくお願いします。
※ありえないと思いますが無断転載禁止

※こんなの見てみたいとかありましたら言ってみてください。もしかしたら書くかもしれませんので。

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